3歳児は発達面で成長が著しい時期。日本でも平成21年に文部科学省幼児教育課が「幼児教育の無償化の論点」という論文で、「人間の脳は3歳までに80%完成する」と述べているくらい重要な時期です。
このような時期に日々の遊びの中から脳の発達が促されたら最高だと思いませんか?
そこで、3歳の成長発達や発達におすすめの知育玩具をご紹介します!
ぜひ、子供にぴったりな知育玩具を見つけて、楽しみながら能力を伸ばしてあげてくださいね。
3歳児の発育の特徴
3歳児は一人一人の成長の個人差は大きいものの、様々な面において急に成長速度が速くなり時期です。そのため、大人と同じような生活をおくることができるようになります。また、体格も大きくなり、運動能力も高まってきます。
ここで以下について解説していきます。
- 運動能力
- 言語能力
- 知能
運動能力の向上
3歳児は体のバランス感覚が高まり、片足でバランスをとって蹴る、体をひねってボールを投げる等の複雑な動きができるようになります。
片足立ちでグーパー跳びができたり、平均台を1人で渡れたりと平衡感覚も身についてきます。
また、3歳児は手先も器用になるため、折り紙を折る、シールを貼ったり剥がしたり、ハサミが使えるようになったりと細かい動作が行えるようになります。そのため、ペンを使って◯の中に目や鼻、口を書いて「顔」を表現できるようになります。
このように3歳児は色々な事ができるようになるため、遊びの幅がぐっと広がります。
言語能力の向上
3歳は言葉の発達が顕著な時期です。
3歳~3歳半頃には、1500~1700語程の語彙を持つようになります
助詞、代名詞なども徐々に使えるようになり、「〇〇ちゃんは、ママと行った公園に今日も行きたい」など、述語を2語以上含む複文も習得できるようになります。
言葉のキャッチボールはもちろんのこと、挨拶ができるようになったり、自分の思いを表現できるようになるため、家庭や保育園・幼稚園での大人との意思疎通も、ほとんど問題なくできるようになります。
知能の向上
3歳児は数を自分で数えられたり、身近なもののサイズを比べたりと、生活に必要なことが徐々にできるようになります。
周囲の物事に興味や関心が湧いてくる時期でもあり、「なぜ?」「どうして?」「やってみたい!」「知りたい!」と好奇心や探求心が旺盛になり、大人に質問を投げかけるのも多くなります。
また、自我が形成され、他人を思いやる気持ちが芽生えてくる時期でもあり、相手の事を考えて行動ができたり、「ルール」を理解して守ろうとする事ができるようになります。
選び方のポイント
「購入しても楽しく遊んでくれるか不安」、「知育玩具の種類がたくさんあって選べない」といった悩みをお持ちの方も多いのではないのでしょうか。
ここで3歳児にぴったりの知育玩具をみつけるためには、発達・発育の特徴に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは3歳児に適した知育玩具の選び方についてご紹介します。
手や指の使い方を学べるもの
手や指が器用になる知育玩具を選びましょう!
3歳児は手や指が器用になるため、小さなものつかんだり、シールを貼ったり剥がしたりと細かい作業ができるようになります。
手は「第2の脳」と呼ばれ、神経が集中している所です。手や指を使った遊びは頭と手のつながりを促し、子供が指先を使う遊びに熱中することで、より繊細に指先を動かそうとするので、集中力の向上や脳の活性化につながっていきます。
また、手や指先を使う玩具は「目と手の協応運動」に役立ちます。
例えば字を書く時には線を書く方向を見ながら、そちらに向けて鉛筆を動かしたりするという動作です。
目と手を連動させることで、学習に向けた土台作りにもつながっていきます。
コミュニケーション能力が養えるもの
発育の特徴で述べたように、3歳児は語彙が多くなる時期ではありますが、「まずはたくさんの言葉を覚えてほしい!」と感じる親御さんも多いのではないのでしょうか。
そのため、言語やコミュニケーション能力を養える知育玩具を選ぶとよいです。
この頃に多くの言葉や文字を見たり聞いたりする知育玩具を選ぶことで、自然と語彙が多くなっていきます。
また、3歳児は自我が発達する事で、他者への関心が高まる時期。
家族でコミュニケーションをとりながらできる玩具でで遊ぶ事によって、ミュニケーション能力が向上し、集団生活に役立ちます。
想像力が育めるもの
3歳児は空想上の物事を表現できるようになる時期です。
そして、3歳の特徴の1つとして「ごっこ遊び」ができるようになります。
ごっこ遊びとは、自分や他者が別の誰かや、何かになりきったり真似したり、何かを別のものに見立てたりしながらストーリを展開していく遊びのことをいいます。
ごっこ遊びは成長していくうえで、心の発達や観察力やコミュニケーション能力の向上等、様々な面で重要といえる遊びです。
そのため、想像力が育める知育玩具を選ぶとよいです。
納得できる価格
3歳の子供は好奇心旺盛がゆえに、色々なおもちゃに興味を示します。
また思いやりの心が芽生えてくる時期ではありますが、まだまだおもちゃを丁寧に扱うことが難しいです。
そのため、高額なおもちゃではなく、低価格で長く使えるおもちゃを買うのがポイントです。
手先が器用になる知育玩具
前述で説明した通り、3歳児は手先が器用に使えるようになる時期です。
ここで手先を使うことで手先が器用になる知育玩具をご紹介します。
ひも通し系
ひも通しおもちゃ 大容量106pcs 収納ケース付き
ビーズにひもを通すことで、手先の器用さが育まれる木製のビーズ遊び(ひも通し)のおもちゃです。指先の感覚を養い、集中力や器用さが身に付きます。
また、106ピース大容量セットし紐通しおもちゃとしてだけではなく、野菜や果物・交通機関・動物・天気などカラフルなビーズが付いているため認知力が培われたり数字ピースもあるため、数値計算もできます。
1つで何役にもなる知育玩具です。
■口コミ
絵がかわいい!
子供が欲しがり購入しました。絵が可愛いと喜び、とても集中して遊びに夢中でした!
種類がたくさんあることに喜んでいます
絵柄の種類別に分けたりして紐に通して遊んでいます。首飾りにするのがお気に入りのようなので、紐を結んでいます。木製なのもプラスチックとは違い感触や馴染みがよくてプラス評価です。
知育シールパズル
シールでおけいこ いろ・かたち 3さい うんどうかい編(うんこBooks)
大人気!うんこドリルの2・3・4歳向けファーストステップシリーズ
シールを使って色や形の認識能力を楽しく身につけられます。
貼ってはがせるシールブックで何度でも遊べます。
自宅で遊ぶのはもちろん、外出先や移動時、病院での待ち時間等、いろんなシーンで活躍すること間違いなしの知育玩具です。
また、うんどうかい編だけでなく、おまつり編やキャンプ編などとバリエーションも豊富です。こどもと一緒に好きなシリーズを選んで楽しめます。
■口コミ
楽しすぎて・・・
うんこ先生デビューの3歳の息子、楽しすぎて、次々とやりたがり、一気にやり終えてしまいました!!
ちびちび進めたい方は要注意です笑
貼り直し出来る紙質なので、うまく貼れずに修正したい几帳面なお子様でも大丈夫です
カラーで素敵、でも少ない
子供の興味を引く色合いで良いと思いますが、少ないので一瞬で終わってしまいます。
お出かけ用にはちょうど良いサイズとボリュームと思います。
粘土遊び
お米のねんど はじめてのねんどあそび A-RDFSZR あそびっこ 銀鳥産業
粘土遊びは丸めたり伸ばしたり、型抜きしたりと手先を動かすことが必要です。
このような動作を繰り返し行うことで、手先が器用になる効果が期待できます。
また、始めは塊の粘土も、自分で作るものを考え、形作っていくことで、想像力と集中力を養うことができます。
ちなみに粘土にはさまざまな種類の材質がありますが、口に入れても安心な、小麦粉や米粉、寒天でできた粘土もあるので、安心して遊ぶことができますね。
■口コミ
子供のお気に入り
新時代の粘土
我々親の世代では、油や紙粘土しかなかったけど、今は良いのがありますね!
とても色鮮やかで、使いやすいです
匂いは殆どなく、使用後の手洗いもスムーズですが、少し手がヌルヌルします
基本的には柔らかく、3歳手前の娘でも夢中で遊べます
型ハメしたり、押出機でニュルっとだしたり、丸めてダンゴムシを作ったりしてます
細かいカケラなどは特にすぐ乾いて固まるので、なるべく早く片付けましょう!
コミュニケーション能力を養える知育玩具
3歳になると、幼稚園に入園する子が増え、他者との関わりが増えます。
「お友達と仲良く過ごしてほしい」と考える親御さんも多いのではないのでしょうか。
ここではコミュニケーション能力を養える知育玩具をご紹介します。
おしゃべり言葉図鑑
アンパンマン にほんご えいご 二語文も!あそぼう!しゃべろう!ことばずかんpremium
3歳はたくさんの言葉を聞いて、覚えて話ができるようになる時期です。
このようなことば図鑑は専用のタッチペンを使い、絵にあてるだけ。日本語で単語やあいさつを学べるだけではなく、会話文や英語変換もでき、楽しく言葉を覚えられるでしょう。
今回はアンパンマンのことば図鑑を紹介しましたが、ディズニーやポケモンといったキャラクター展開も豊富なところも楽しく学べるポイントです。
■口コミ
言葉が増える
子どもの言葉が広がったように感じます。
また面白いようで、車で出かける時などに時間つぶしにや、親同士で喋らないといけない時などに渡しておくと、集中して遊んでくれるので助かりました。
音の音量も変えられます。
よく出来てる!
タッチペンをさわるだけでこんなにサクサク出てくるなんてすごいです!ただただびっくり!よく出来てるなぁと
感心しまくり。一緒に大人でも楽しい。
ひらがなパズル
ひらがなしりとりパズル
3歳はボキャブラリーも増え、ルールを守って遊ぶことができるので、「しりとり遊び」ができるようになります。
カードに書かれている通りにことばピースを置く絵合わせ遊びや、「?」の部分にあてはまることばを考えてことばピースを置いていく問題で楽しむことができます。
文字に親しめるだけでなく、推理力も養えるパズルで、大人も一緒に楽しめる知育玩具です。
■口コミ
ルールなんて関係ない!
小さい子でも遊びやすいです。
レベル別にセットがあって、ものの名前と絵が一致するならもっと楽しいですが、同じ絵を置いて完成させるだけでも、
できたーーー!で喜んでいます。
しりとりのルールわかっていなくても遊べる仕様で、2.5歳くらいから就学前まで長く遊べると思います。
遊びやすい
年少から年中くらいの子供にぴったりのしりとりパズルです。
このくらいになってくると、しりとりや平仮名に興味をもってくれるので、ちょうどよいです
カードの形状も持ちやすい大きさ・厚さになっていますので、子供だけでも楽しく遊んでくれます。
レベルわけがされているので、習熟度が進むにつれてだんだんとステップアップしていけるところもよいですね。
かるた
なぞなぞかるた
かるたといえばお正月にするイメージがありますが、かるたは3歳のこどもにぴったりの遊びです。
3歳は一般的に、ひらがなを読むことは難しいですが、ひらがなが読めなくても札に描かれているイラストを見分けながら遊ぶことができます。そのためことばへの興味を示すきっかけにもつながります。
また、札を読み上げる声に集中して、聞こえた文章とおなじ札を探すため、集中力や記憶力の向上にもつながります。
最近ではキャラクターもののかるたや、なぞなぞかるた、日本語だけでなく、英語のかるたもありバリエーションも豊富!
家族みんなで楽しめる知育玩具です。
■口コミ
読み上げが良い!
親子。兄弟、姉妹、等読み上げ役いらないので二人でも楽しめます。買ってよかった。
みんなで
お正月に小さな子供達が遊べるように購入。
なぞなぞの答えは、繰り返しすると覚えてしまっていますが、それなりに楽しんでいました。
想像力を育む知育玩具
こどもには「おもいやりの優しい子に育ってほしい」「自分の思うように表現してほしい」と思う親御さんも多いのではないのでしょうか。3歳児は想像力が広がる時期です。
ここで想像力を育む知育玩具をご紹介します。
ブロック
レゴ LEGO デュプロ
3歳は手先が器用になってくるため、本格的なブロック遊びを楽しむことができます。
ブロック遊びは子供が創造した世界感を表現することができ、想像力や独創性の向上につながります。
また、ブロックでミニチュアの家や町を作り出すことで、自然と物体の大きさや位置関係などの図形想像力が高まり、空間認識能力が高まりやすくなると言われています。
ブロックは年齢に合わせてブロックパーツを増やすこともできるので、長く遊ぶことができます。
■口コミ
3才5ヶ月の息子へ、クリスマスプレゼントとして購入。他にブロックが沢山入ってるコンテナも一緒に買いました。
元々働く車が大好きなので、箱を見た瞬間大喜びしてくれました。パーツも一つ一つが大きく、稼働部もスムーズに動くので小さな手でも動かしやすく、デュプロだからでしょうか?簡単にブロックを外してくっつけてを楽しんでました。
簡単に作れてほかのレゴブロックでアレンジもできて楽しんでいます。
おままごと
Rocotto | 木製 ままごとセット
ままごとは家庭での様子や家事を真似る遊びです。
3歳になると周りの子と遊ぶことができるようになるため、ままごと遊びが成立します。
大人の動作を真似ることで、上手な体の使い方を覚えことができ、考えながら創意工夫することで、想像力を育むことができます。
また、ままごと遊びを通して「鍋は素手で触ると熱いから触ってはいけない」や「大きな容器にたっぷりと入った水を、小さな容器に移し替えたらあふれる」といった生活していくうえで必要な知識や技術を身につけることができます。
多数のパーツが販売されているので、子供と一緒に選びながら楽しく遊ぶことができる知育玩具です。
お野菜セットを購入したら、とても喜び、トマト、オレンジ、いちごと、片言でおしゃべりしながら、名前入りのナイフで、ちょきんと切る姿が、既にシェフ!!と、家族みんなで盛り上げては楽しんでいます!!
購入して良かった!!
色味もマグネットも◎
鮮やかな色味で,子どもたちも大喜びでした。トマトやレモン,スイカなどは切ると外見と違う絵が描かれていて,スイカは種があるね〜と言ったりしながら,食育にもつながる遊びができています
形遊び
ボーンネルド マグフォーマーベーシックセット
形や立体は、まず身の回りにある形を知る事から始まり、具体的な形、どのように図形や立体が構成されているかという手順を踏みながら理解していくことで、小学校で学ぶ「図形、角度」の概念を、あそびの中で体感できます。
パーツ販売だけではなく、はたらく車やファンシールーム等ごっこ遊びに適したセットも販売されているので、子供と楽しく選んで購入し、楽しむことができる知育玩具です。
■口コミ
大人も一緒に遊べる玩具
3歳の子供に購入しました。保育園でもこれで遊んでいるようで、子供からこのおもちゃの存在を知りました。トイザらスではマグフォーマーは取り扱っていませんでしたのでAmazonでポチ。写真付きのマグフォーマーの遊び方のガイドブックもついていて、それを見ながら子供と一緒に作ると大人も夢中になってしまいますね。いまだに一緒に遊んでいますが、最近は冷蔵庫に張り付けて遊ぶ方法も覚えたようで、気が付いたら冷蔵庫にマグフォーマーがくっついていることがあります(笑)
立体感覚が身につく
小さいうちからやったことが身につく(例:絶対音感)と言われます.実際どうかはわかりませんが、娘はこのおもちゃなどを通して遊んでいる結果、子供向けの勉強アプリなどの空間問題が得意なようです。役に立つかどうかは、考え方によるかもしれませんが、いいおもちゃだと思います。
まとめ
このページでは3歳の発達・発育の特徴を踏まえた上での知育玩具選びを紹介してきました。
3歳になると手先が器用になって、比較的細かい作業ができるようになる他、他者への関心や言語の発達に伴い、ルールに従って遊ぶことができるようになります。
発達のスピードは個人差があるかとは思いますが、その子の発達や興味にあった知育玩具を選ぶことで、長く遊べるだけでなく、成長発達の向上にもつながっていくと考えます。
知育玩具で大人も子供も楽しく遊び、能力を高めていきましょう。
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